松江暮らしを振り返って

松江で Linux サーバやネットワークを運用保守している高田です。

この記事は 松江移住ITエンジニア Advent Calendar 2016 - Adventar の記事です。

僕が松江に来たのは2000年です。学生生活を送った鹿児島から引越でした。鹿児島より前は、小学校の途中から高校卒業まで山口県の下関で過ごしました。実家は佐賀県にあるのでややこしい履歴です。

16 年暮らしているので、松江暮らしがどこより長くなりました。住んできた場所の通り、静かだけれど都市的な生活ができる土地が好きです。

当時まだ少なかった Linux を使った仕事を自分好みの場所でできると喜んで松江に来ました。移住という重さは持っていなかったです。松江は居心地が良く、気がつけば 16 年経ちました。

松江は田舎であっても小都市だと思います。ショッピングセンターがあり毎日使うスーパーもそこそこあって飲み屋街もあり、県立美術館や県立図書館、市立図書館といった施設が揃っていますから。

もちろん小都市なので、大都市のように買物するといった楽しみはないです。松江で服や靴を買うときは、限られたどのお店に行こうか悩みます。

一方で大都市と違う楽しみ、例えば、海の遊び、大山で雪山遊び、温泉めぐり、地元の美味しいものを食べる等があります。日本海も大山も温泉も松江の近くにあります。僕はこれがとても気に入っています。

僕が海水浴やスノーボードや温泉めぐりを始めたのは、松江に来てからです。やってみると泳ぎもスノーボードも、皆が上手いわけではありません。下手でも肩身は狭くないし下手でも楽しいです。

また、松江は城下町の歴史があります。例えば、松江は江戸時代からのお茶どころで和菓子が名物です。それを受け継いでか洋菓子もおいしいです。クリスマスケーキをどのお店にしようと毎年楽しんでします。歴史があり雰囲気がある土地が好きな人にも松江はお勧めです。

ここから、松江のIT コミュニティの話に移ります。

松江はITコミュニティの活動が盛んです。私も 山陰ITPro勉強会にスタッフとして参加しています。また、このアドベントカレンダーは、モンスター・ラボさん https://monstar-lab.com/ で開かれた忘年会で振られました。所属が違う様々な方が混ざり合っているのに、どの日の記事も公開済みなのも活動の盛んさを反映している気がします。#遅れて投稿して申し訳ありません。

最後に、盛んなコミュニティ活動を支えている松江オープンソースラボ( 松江市:事業者向け情報:松江オープンソースラボ)を紹介して終わります。

松江オープンソースラボは、「Ruby City Matsue」プロジェクトで松江市が 2008 年に開設した施設です。オープンソースに関わる利用であれば、基本的に誰でも無料で利用できます。JR松江駅から徒歩1分の便利な場所にあり、IT コミュニティの多くの方々が活用されています。

オープンソースラボには以下の設備があるので、机を並び替えるくらいでコミュニティの会場準備ができてしまいます。

オープンソースラボの設備の一部

  • 無線 LAN
  • 情報コンセント(有線 LAN)と電源が床に埋め込みで多数
  • 据え置きのプロジェクタとスクリーン
  • 音響設備
  • ホワイトボード

電源タップが備えてあるので、電源アダプタが大きい Mac も床に埋め込みの電源を使えます。

通常であれば会議室などを借りて、上記の機材をレンタルしたり持ち込んだりするのを省けてしまえます。たまにオープンソースラボ以外の場所で、イベントの会場準備をすると、オープンソースラボがとても恵まれた場所と改めて思います。オープンソースラボの存在が、松江の盛んなコミュニティ活動に繋がっている面があると思います。

松江暮らしを振り返ると、松江の様々な方々と環境に感謝です。